航空各社に緊急警戒体制を発動 国交省
国土交通省は11日23時35分、国際線を運航する国内航空各社に対して、警戒体制を発動した。
アメリカで起きたテロ事件で航空機が乗っ取られたことを受けたもの。警戒体制の中でも最も緊急性を要する「フェーズE」の発動となった。これらの警戒態勢を敷くのは初めて。
旅行各社、邦人観光客の安否確認
国土交通省によると、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、東急観光、阪急交通社、全日空ワールド、エムオーツーリストの旅行会社7社の、ニューヨーク、ワシントン地域での各社主催での邦人旅行者は、全員の無事が確認された。
同省は引き続き、日本旅行業協会などを通じて、旅行者の安否を確かめている。
アメリカ国内発着便を全て停止 空港を封鎖
アメリカ連邦航空局は、国内を発着する国内線・国際線全便の運航を停止する措置を出した。そのため、日本を既に発ってアメリカへ向かっている航空便は、引き返すか目的地を変更するなどの対応がなされている。引き返す航空便は30便にのぼるものとみられる。
関西空港では、夕刻以降発着したホノルル、グアム行きは全て引き返す。また、ロサンゼルス行きはカナダ・バンクーバーに目的地を変更した。
カナダ、メキシコ国境は封鎖されており、アメリカ出入国は事実上封鎖された。
ディズニー、ユニバーサルは閉鎖
アメリカ・フロリダ州にあるディズニーワールドは、ニューヨークなどで起きたテロを警戒して閉鎖した。また、ロサンゼルスのユニバーサルスタジオも閉鎖となった。
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