JR東日本の関係会社で駅弁などを販売する日本レストランエンタプライズ(NRE)は17日から、アメリカ産のコメを使用した弁当を東京駅など首都圏の25駅で発売、5100食が売れた。外国産のコメを使うことに、国内の農家から批判の声が挙がる中での発売だ。
今回売り出されたのは「O−bento」(オーベントー)シリーズで、「鶏肉ごぼう照り焼き弁当」「牛すき焼き風弁当」「鮭(さけ)ちらし弁当」3種類。価格は大600円、小330円と、駅弁にしては低価格。
弁当はアメリカの工場で調理し、冷凍したものを輸入したもの。国内で販売する際に加熱解凍する。外国産米をそのまま輸入すると規制がかかるが、弁当の一部とすることでコメのウェイトを低くし実現した。低価格の弁当開発で、外国産米の使用に着目した。
しかし、実質的な輸入米の使用にあたることから、国内のコメ生産農家などから批判の声が挙がっている。そのため、当初はJR東日本管内全体で販売する予定だったが、米どころの東北での販売を自粛、首都圏のみの販売となった。
(7/18)
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